2022.01.28 健康経営コラム

【健康経営】働く世代の運動不足対策:おすすめの運動3選

コロナ禍で在宅勤務を実施する企業は増えていますが、在宅勤務にはメリットもありデメリットも見られます。

その1つが健康への影響です。

在宅勤務にともない通勤時間が無くなるため、歩く機会が大幅に減少します。歩く時間が減るため座っている時間が増え、活動量が減少します。

すると以前より体重が増えてしまったり、肩や腰の痛みがひどくなるケースも見られます。

健康経営担当者から伺った健康面に関する課題

様々な企業の健康経営担当者様や人事担当者様からお話を伺うと、健康面に関する課題が多く上がってきました。

  • 健康診断結果から、1年目と比較して社員のBMI値が明らかに上がった
  • 在宅勤務だと歩数が数百歩
  • 肩こりや腰痛が重くなったという声が出ている
  • 運動不足の社員が多い
  • 家から一歩も出ない日がある
  • 動かないのに食べる量は変わらないから体重が増えた
  • 眼精疲労を訴える社員がいる
  • 体のだるさが続いている

コロナ禍での生活もまもなく2年が経とうとしている現在、健康診断結果からもデータとして健康面への影響が出ていることが明らかになっているのです。

テレワーク・在宅勤務での働き方が続けば、運動不足が続き、身体的にも精神的にもさらなる悪化が懸念されます。

そのためにも日常生活での「運動習慣」が重要です。

働く世代は運動不足

厚生労働省の国民健康・栄養調査結果によると、運動習慣がある人は、20~50代の働く世代では2割程度。女性においては1割程度で、これは10人に1人という割合です。

これは2019年のデータのため、コロナ禍での現在はさらに数値が下がっていることが想定できます。

運動不足により身体活動量は低下します。身体活動量の低下は、食生活の変化とともに、近年の生活習慣病増加の大きな要因となっています。

運動不足は死亡率にも影響する

生活習慣が深く関わる病気を生活習慣病と言いますが、日本人の死亡者数の約6割ががんや心疾患、脳血管疾患等の生活習慣病が占めています。

その生活習慣病を引き起こす原因の1つが運動不足です。

こちらは厚生労働省健康局健康課が発表した資料にある図ですが、死亡原因の1位が喫煙、2位:高血圧、3位:運動不足となっています。

また、運動不足の場合は循環器疾患が主な死亡原因となっています。

循環器疾患とは、心筋梗塞や狭心症といった心臓の血管に由来する「虚血性心疾患」と、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血といった脳の血管に由来する「脳血管疾患」のことを言います。

たかが運動不足と思いきや、運動不足により生活習慣病の発症から死亡原因にも大きな影響を及ぼしているのです。

運動不足の人におすすめの運動3選

いざ運動といっても普段運動しない人はどんな運動をすれば良いのでしょうか?

そんな人におススメの運動法3種をご紹介します。

<ウォーキング>

まずは有酸素運動の代表、ウォーキングです。

体重増加や肥満が気になる人は、何よりもまず、歩きましょう。

有酸素運動が内臓脂肪を燃焼するのに1番有効な方法だからです。

有酸素運動とは、ウォーキングやランニング、水泳など、酸素を使って糖や脂肪をエネルギーに変える運動のことです。

生活習慣病を引き起こす重大要因となるのが内臓脂肪。

ところが、内臓脂肪は付きやすく落としやすい脂肪なのです。比較的手早く落とすことができると言われています。

まとまった時間を取るのが難しい場合は、10分ずつなど小分けに行ってもOKです。

通勤時間が無くなり毎日失う「数千歩」を取り戻すために、業務開始前の朝10分や、お昼にコンビニに行くついでに遠回りして10分などで歩く機会を自分から作りに行きましょう。

<ストレッチ>

在宅勤務で肩こりや腰痛がひどくなったという人は、ストレッチを行いましょう。

凝り固まった筋肉がほぐれ、血流が促進され、肩や首のこり、腰痛の緩和などが期待できます。

また関節の可動域が広がるため、腕が上がりやすくなったり、しゃがむ等の立ち座り等が楽になり、身体が動かしやすくなるでしょう。

ゆったりとした深い呼吸を伴うことで、自律神経の働きが整えられ心身のリラックス効果をもたらします。

ストレッチは仕事の合間の一息ついた時に1~2分じっくり行ってみましょう。

大事なメールを打ち終わった後に肩を回すストレッチ、トイレから戻ってきた時にふくらはぎを伸ばすストレッチ、コーヒータイムには大きく伸びをして背骨周りを伸ばすなど、短い時間でもこまめに行うことがポイントです。

<スクワット(筋力トレーニング)>

歩かなくなり体力が無くなった、筋力が落ちた、という人はウォーキングに加えて筋力トレーニングを取り入れましょう。

筋トレというとジムでムキムキに、というイメージもありますが、そこまでしなくても家にいながらできる簡単な筋トレはたくさんあります。

筋トレにより加齢や運動不足による筋力低下を防止できますし、転倒防止にも効果が期待できます。

下半身は全身の筋肉のうち60~70%が集まっています。

お尻や太ももは身体の中で1番大きく厚みのある筋肉です。これら下半身の筋肉を使うことで基礎代謝が上がるため、太りにくい体づくりにも繋がります。

椅子からゆっくり立ち上がる、ゆっくり座るというように簡単なスクワットを取り入れてみてはいかがでしょうか?

在宅勤務で家にいても、運動する機会は溢れています。

じっとしている時間を少しでも減らして、小まめに体を動かし活動量を上げ、運動不足を解消していきましょう。

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